猛暑で経済効果?

第一生命経済研究所から7月17日に「日本経済にも厳しい猛暑」というタイトルのリポートで、猛暑の一時的特需とその後の反動減について取りまとめられています。

マネべる
今日も暑い~!いつまで続くんだろうこの暑さ
じーじ
暑いのはつらいが悪いことだけじゃないんじゃよ。暑いと経済がプラスになるのを知ってるかの?
マネべる
え?エアコンよく使うからとか?
じーじ
それも確かにあるのぉ。エアコンを使うから修理や販売が好調で家電量販店もプラスのようじゃ。
マネべる
もしかして、私がよく食べるアイスも季節的に食べるから経済に貢献してる?
じーじ
そうじゃな。乳製品やアイスクリームが好調じゃ、円高進行による輸入原材料の調達コストの減少もあいまって好調じゃな
マネべる
あと、コンビニでついつい飲み物買ったりしちゃう。
じーじ
そうじゃなコンビにでは飲料の消費が増加しているのぉ。それに加え、コンビニでは消費拡大を狙って広告を増加させるため、広告代理店への受注も増加しやすくなってるのぉ。それに、缶・ペットボトルを消費してるってことは、それらに貼るラベルメーカー、原材料となるアルミニウム圧延メーカー、それを梱包するダンボールメーカーなどにもプラスに影響するんじゃな。
マネべる
そんなに色んなところに影響が出てるんだ!他にはあるの?
じーじ
ファミレスなどの外食。消費拡大効果で荷動きが活発になる運輸。猛暑で外出しにくくなることにより販売が増える宅配関連なども猛暑で業績が上がったことがあるのぉ。
マネべる
逆にマイナスのところはあるの?
マネぱん
食料品関連やガス関連、猛暑で客足が遠のくことによるテーマパーク関連、衣類関連などの業績は、過去に猛暑がマイナスに作用した経験があるマネ!
マネべる
天候がどれくらい変わるとどれくらいの経済効果があるのかな?
マネぱん
これを見るマネ!


資料:第一生命経済研究所「テーマ:日本経済にも厳しい猛暑」より抜粋

じーじ
7-9月期の実質家計消費の前年比と東京・大阪の平均気温や日照時間との前年比の関係を見た資料じゃ。
マネべる
すごい連動性があるね!
じーじ
この関係から読み解くと、7-9月期の日照時間が+10%増加すると、同時期の家計消費支出が+0.39%押し上げられることがわかる。7-9月期の平均気温が+1度上昇すると、同時期の日照時間が+12.4%増加する関係があることから、家計消費支出を約+0.49%(2,884億円)程度押し上げることができるのじゃ。
マネべる
え!?そんなに!?じゃあ今年は暑いから経済効果すごいんだね!
じーじ
ただし、猛暑効果の反動もあるのじゃ。10-12月期は個人消費主導で大幅マイナス成長に転じていることには注意が必要じゃ。また、今夏の日照時間が増加して来春の花粉飛散量が増えれば、花粉症患者の外出が遠のくことからマイナスになることも考えられるのじゃ。
マネべる
反動なんてあるんだね!
じーじ
夏の出費が増えた分みんな抑えるんじゃな。それだけ夏は出費が増えてしまうから注意が必要じゃな!アイスは一日一本くらいにしとかんとな。
マネべる
さすがに食べすぎかぁ!気をつけて節約します!