2018年から新たな大型連休を導入される「キッズウイーク」は定着するのか?

 夏休みなどの学校の長期休暇の一部をずらし、親も一緒に休暇を取得するように促す「キッズウイーク」の導入に向け、政府・関係省庁・有識者による議論がスタートした。
しかし、各種SNSやネット場の反応を見ると、今ひとつと感じられるのが現状だ。
はたして、「キッズウイーク」は定着するのだろうか?

現在議論されている「キッズウイーク」の考え方

  • 子供の長期休暇の一部をずらし、別の時期の月曜日から金曜日を休みにする。
  • 休みの時期などは地域ごと、自治体や学校などが検討する。
  • 休みをずらすことで、親の有給消化率を向上させる。

この「キッズウィーク」は、公務員や大企業の正社員であればうまく活用できるかもしれないが、中小企業で働くサラリーマンや、飲食業界(サービス業界)で働く従業員、非正規雇用の従業員などは、はたして有給を取得することができるのだろうか・・・
課題は多く存在するだろう。

「キッズウイーク」は定着するのか?

じーじ
安倍首相は働き方改革の一部として、年次有休取得率を2020年までに70%に引き上げる目標を掲げておる。
その方法の一つとして、2018年から「キッズウイーク」を導入するための検討を始めたようじゃ。
マネべる
「キッズウイーク??」なにそれ?
マネぱん
子どもたちの夏休みの一部を別の月にずらして、親と一緒に休みができる連休を導入しようといった試みマネ。
例えば、夏休みを5日間減らして、別の月の月曜〜金曜までを休みにしよう!!といった感じで検討されているマネよ。
マネべる
そうなんだ、私みたいに、結婚もしてないし、子供もいないとあまり関係なさそうね。
じーじ
まだ、議論が始まったばかりじゃから、そのあたりも検討されることになるじゃろう。
そもそも、連休の時期をずらしたからといって有給が取得できるかが不透明じゃ。
企業にとって、祝日でもないところで、社員が一斉に休みをとると、事業にも影響がでるじゃろうしな。
マネべる
それってどうなんだろ・・・
有給が取得できるのなら、夏休みの期間中にうまく有給を取ればいいんじゃないのかな?
休みをずらしたところで、多くの人達と同じ週に「キッズウイーク」が入れば、どこも混雑するだけだと思うけど・・・
じーじ
そうじゃのぉ、色々と課題は多いことは間違いないの。
最近、政府が打ち出す様々な「休み方改革」はなかなか定着しないものが多い。
マネべる
そうなんだ、例えばどんなのがあったっけ??
じーじ
「ゆう活」という取り組みは覚えておるか?
2015年に始まった取り組みなのじゃが・・・
マネべる
なにそれ、全然知らない・・・
マネぱん
この「ゆう活」といった取り組みは勤務時間を1〜2時間早くスタートし、終業時刻を前倒しすることで、夕方からの時間を有効に使いましょうといった取り組みマネ!!
マネべる
外国のサマータイムみたいなものね。
それは今も継続されているの??
じーじ
もちろん継続されておる。
じゃが、なかなか定着しているとはいい難いのぉ。
導入している企業はそこまで多くないじゃろう。今年鳴り物入りで始まった「プレミアムフライデー」についても世間に浸透しているかと考えると、なかなか難しいと言わざるをえないじゃろうな。
マネべる
そうやって考えると、「キッズウイーク」についても難しいかもしれないよね。
色々と考えられる課題がしっかりと解決されれば別かもしれないけど・・・
じーじ
そうじゃな。
社会一般に受け入れられるためには、多くの課題についてしっかりと解を出せるかが大きなポイントとなるじゃろう。
政府や企業には、こういった「休みの日改革」だけでなく、各個人が休暇を取りたい時にできるだけ取得できる環境づくりを進めて欲しいものじゃ。
マネべる
2018年から導入されるのであれば、今年の冬には色々な方向性がでてくるよね?
しっかりとニュースをチェックしよっと☆