2019年9月20日に開幕したラグビーワールドカップや2020年のオリンピックなどをパブリックビューイング等で見たいと考えてる人も多いのでは？飲食店もそんな人をぜひ呼び込みたいところですよね！そんなパブリックビューイングを開きたいと考えてる方、意外な落とし穴があるので注意が必要なんです。
ラグビーワールドカップ日本すごかったよね！みててすっごい楽しかったしたくさん応援しちゃった！
そうじゃの、初のベスト8進出じゃったし、本当にすごいのぅ。
パブリックビューイングとかスポーツ観戦のできる飲食店とか行って盛り上がってみたくなっちゃった！
それはいいのう！みんなで楽しむのはとても良いことじゃ。でも飲食店にとって危険な落とし穴があったりするんじゃよ。
え！？どこでも開けるものじゃないの？
著作権というものがあるんじゃ。
著作権とはどういうものか引用マネ
知的財産権の一。文芸・学術・美術・音楽の範囲に属する著作物をその著作者が独占的に支配して利益を受ける権利。著作物の複製・上演・演奏・放送・口述・上映・翻訳などの権利を含む。著作権は、著作物が創作された時に発生し、原則として著作者の死後50年を経過するまで存続する。
（デジタル大辞泉より引用）
（デジタル大辞泉より引用）
これらを無断で利用した場合に”著作権侵害”として違反になるのじゃ。
うーんなるほど、知らずにしてそうだけど、具体的に何が違反か聞きたいな。
テレビのリアルタイム放映は大丈夫じゃ、じゃが営利を目的としていない、鑑賞料を取らないことじゃったり有線放送でリアルタイムで放送されている番組に限られるんじゃ。
そうなんだ、じゃあ”パブリックビューイング”は？
パブリックビューイングは著作権法上問題になる可能性があるんじゃ。 理由は2つ、 1つ目は、パブリックビューイングで上映するスポーツ中継は、 著作権法の「映画著作物」に該当すると考えられている点じゃ。2つ目は、家庭用ではない大きなスクリーンで営利的観戦を行う点。 これらが”違法”だと見なされる要因とされてるのじゃ。実際に開催を中止したパブリックビューイングもあるぞ。
なるほど。申請することで放映できるのかな？
そうじゃの、営利目的で使用する場合はライセンス料が発生することもあるぞ、開催する収容人数の規模にもよるが数万から数十万くらいのようじゃ。
ライセンスかなるほど。他にも注意することってあるの？
商標権侵害に注意が必要じゃ、店の宣伝に”ワールドカップ”や”オリンピック”を勝手に掲げてしまうことが禁止されていることがあるんじゃ。
そうなんだ！
じゃから商標登録された用語を使わずにPRを図るなどして工夫してるところもあるようじゃの。
そうなんだね。著作権と商標権のルールをちゃんと守っていっぱい楽しみたいな！
