パチンコ産業に未来はあるのか?法改正から見る今後の未来

 2017年7月11日、警察庁からパチンコの出玉などの規制を強化する風俗営業法施行規制の改革案が発表されました。
内容は下記にまとめますが、各方面から様々な意見が出ているのが現状です。
 1930年頃から「大衆娯楽」として、愛されてきたパチンコですが、今後待っている未来は前途多難といえるのでしょう。

2017年7月11日に発表された改正項目の概要

  • 出玉規制の強化
    →【四時間で最大1.5倍、最低1/3】【一度の大当たりは6000円以内】を基準に大幅にギャンブル性を低下することを求めた。
  • 管理遊技機の規格を追加
    →いわゆる「管理遊技機構想」を実現可能にするため、遊技結果情報を外部に通信することを可能とする規定などを追加した。その他パチスロも含めて、遊技情報の表示機能設置を事実上義務化。
  • 管理者の業務にギャンブル依存症対策を義務付ける規定を追加
    → パチンコホールの管理者に対して「客がする遊技が過度にわたることがないようにするため、客に対する情報の提供その他必要な措置を講ずること」を管理業務として加えた。
  • ぱちんこ遊技機へ設定を導入するための規定を追加
    パチンコに対して設定を導入することを認めた。

今回の法改正から見る今後の未来

じーじ
今回の法改正は、パチンコ業界・パチンコファンに激震を与える内容じゃった。
4時間の最大勝ち額と最大負け額を規制することで、ギャンブル依存症への対応を行うとのことじゃが・・・
わしはそこまで効果があるか、ちと疑問じゃ。
マネべる
前から色々と規制は入っていたけど、なんで今回はそこまで厳しくなったのかな?
じーじ
理由は色々とあるじゃろうな。
ギャンブル依存症への対応強化といったことも要因の一つじゃろうが、IR基本法(カジノ推進法)を実現するためにパチンコの規制が強化されたと見ている人も多いな。
マネぱん
勝てないギャンブルになって、足が遠のく人は「依存症」ではないマネ。負けるとわかっていても打ってしまう、「依存症」の方々にこの規制が有効かは少し疑問マネね。
じーじ
2005年には35兆円の産業規模じゃったが、2015年には23兆円と3分の2に縮小しておるのが現状じゃ。
この法改正が実施されると、もっと細っていくじゃろう。
マネぱん
パチンコ業者のピークは1995年の約6100社だった頃マネね。現在は約2400社となっているから、業者数も大きく減少しているマネ。
ホール運営会社は2017年に入り6月までで、10件倒産しているマネ。
マネべる
パチンコ業界で働く人にとっては非常に厳しい対応策だよね?
今後、パチンコはどうなっていくのかな??
じーじ
こればっかりは、法改正の内容がしっかりと反映されてみんと何とも言えないな。
勝てないギャンブルに魅力はないと感じる人が多いじゃろうから売上規模は現時点より縮小していくと想像できるの。
中小の業者にとっては営業を行なっていくことが難しくなるじゃろう。
マネぱん
ギャンブル依存症対策も機能するかが非常に注目されると思うマネ。
この規制がしっかり機能するかで、カジノ構想にも大きな影響を与えかねないマネ!
マネべる
パチンコ業界の未来はなかなか難しそうね。
カジノもどうなっていくのか、合わせて続報に期待していますね☆