「コメ先物」80年ぶりに復活か??上場申請へ

じーじ
大阪堂島商品取引所にて、試験上場されている、「コメ先物」が本上場の申請を行う方針を固めたようじゃ。
認可されるかはまだわからんが、もし上場となったばあい、約80年ぶりに本格的な取引が行われることになる。
マネべる
へぇ、お米にもマーケットがあったんだ。
JAが価格を決めてるものだと思ってたよ。
じーじ
日本の米相場の歴史は古いぞ。
遡ると、江戸時代に開設された、「堂島米会所」で始まったと言われておる。
いわゆる、「先物取引」の始まりじゃな。
マネべる
ただ、マネべるが言うことも間違っていないマネ!!
現在のコメ価格は、JAグループの全国農業協同組合連合会(全農)の価格が指標になっているマネ。今も日本全国のコメ流通の約4割はJAグループを通しているマネよ。
マネべる
じゃ、なんでこのタイミングで上場申請するのかな?
じーじ
そもそも、日本からコメ相場がなくなったのは、昭和初期の頃じゃ。米の流れを市場から国家が管理することとなった「米穀配給統制法案」が成立したことで、江戸時代から続いた日本のコメ相場は閉鎖した。
なんどかコメ相場を復活させようとした動きはあったのじゃが、国民の主食であるコメへの投機行為を警戒する監督官庁の方針から、なかなか進まずにいたのが現状じゃな。
マネべる
へぇ、、だからなんでこのタイミングなの?
じーじ
おぉ、すまんすまん。話が脇道にそれてしまったな。
諸々と紆余曲折があったのじゃが、2011年8月8日にコメ相場の試験場上が始まり、今に至っておる。
また、一方、2018年度から国による生産調整(減反)がなくなることが決定しておるため、より透明性の高い指標求められておったのも事実じゃ。
マネべる
なるほど。
じゃ、大阪堂島商品取引所は、2011年からの試験上場をへて、本上場への申請を行うんだ。
じーじ
うむ、その通りじゃ。
ただ、課題もまだまだあるとわしは考えておる。現在のコメ価格をささえているJAグループは2011年からの試験上場には参加しておらん。
取引所とJA、指標となる価格が2つ出来てしまっておる状況じゃな。
今後、本上場となるとこのあたりをどの様に調整していくのか、など乗り越えるべき課題は多いじゃろう。

今後、どうなっていくか注目したいところじゃ。

マネべる
わたしたちの主食だもね。
ちゃんとこのニュースのその後まで追ってみますね☆